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マジックのMV、GETできず(>_<)


 

 

KNTVから、聞きなれた音楽が・・・

 

あっ「マジック」

 

あっ、カンジェ?

 

って、もしかしてこれMV??

 

ガーン!!( ̄□ ̄;)!!

 

流すなら流すって言ってくれないと・・・

 

「マジック」MVGETできてないのにーーーーー!!

 

せっかくGETできるチャンスだったのに・・・

 

ショックっす (;>д<)

 

 

 

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「マジック」 最終回 その2

 
 
 

喫茶店 ソンモとタニョン
「気分はどうだ?」
「まあまあ」
「変わりはないよな?」
「私・・・ 彼に会いに行ったの。理解できないわよね。

 トヨン兄さんも、きっと、カンカンに怒ってるわ」
「なぜ、会った? あんな悪党に、また会いたくなったのか?」
「はぁー。まったくだわ。自分でも分からない。とても憎いし、恨みも消えないのに・・・
 彼に対する気持ちが、ちっとも小さくならないの。なぜ、黙ってるの?

 兄さんに叱ってほしいのに。私も目をさましたいの」
「奴の話は、どうでもいい。知らせがあるんだ。俺・・・ 舞台に立つよ」
「舞台?」
「まだ、つらいだろうけど・・・ ぜひ来てほしい」
「分かったわ。お父様が喜ぶわね」

 

部屋から出てくるカンジェ。
プンホが声を掛ける。
「おはよう。出かけるのか?」
「お父さんに会いに」
「そうか。あのな、カンジェ。今日は、イさんとじゃなく、俺とデートしないか?
 まぁ・・・ 秋も深まってきてることだし。思い出を作りたくてな」
冷たい目でプンホを見るカンジェ。
何も言わずに家を出る。

 

ソンモの家
カンジェとテヘ
「ずいぶん、やつれたな」
「お父さん。しばらく、会えません。

 一生かけて、お父さんへの仮を返したかったんですが・・・ すみません」
「(ため息) いつ、戻ってくるんだい? 連絡はくれるよな?」
「はい」
「そうだな。時間が解決してくれるはずだ。どこへ行っても元気で頑張るんだぞ」
立ち上がり跪くするカンジェ。
カンジェの体を起こすテヘ。
「お元気で」
「ああ。体に気をつけてな」

 

家に帰るカンジェ。
部屋に入ると、テーブルの上には食事の用意と手紙が置いてある。
手紙を読むカンジェ

 

カンジェ
父さんは遠くへ行く。
いくら考えても、お前にしてやれることは他にない。
二度と姿はみせないから、安心してくれ。
俺の息子として生まれて、神を恨んだろうか・・・
俺は、お前の親になれて幸せだった。

 

バスに揺られるプンホ。目には涙が浮かんでいる。


テーブルの上の料理を見つめるカンジェ。

 

喫茶店 
カンジェとヨンジン
「タニョンには・・・ 話したの?」
「いや」
「話したら・・・ ひきとめられるかも」
「もう、苦しめたくない」
「いつからなの? タニョンがすべてになったのは。

 私が見えなくなったのは、いつからだったの?」
「そんなこと意味がない」
「あなたの一番の罪を? タニョンへの気持ちに気づくのが遅すぎたことよ。
 私から離れるチャンスは、いくらでもあったでしょ」
「それが罰なんだろう」
「一緒に行かないと言ってもらいたかった。

 私が、すがっても、ひきとめても・・・ 戻らないと言ったのに。

 その気持ちは変わらないと言ったのに。

 タニョンのためにも・・・ 抜け殻だけが、私のもとに戻ってきた。

 自分の人生をあきらめて、ただ、タニョンのために」
「それが望みだろ?」
「私が望んだのは・・・ あなたの心だけよ」
「そこまでは望むな」
「カンジェさん。もう・・・ あなたを捨てられるかも。
他の女のために、自分の人生を捨てた男は・・・ 私もイヤだわ。
幸せにとは言わない。いや・・・ 不幸になってほしい。
私を選んでたらよかったのにと・・・ 一生、後悔してほしい。
私が背負うべき不幸を、タニョンに渡しただけよ」
「ヨンジン」
「私に対する罪悪感は、一生、忘れないでね。
 つらいことがあったら・・・ 私を傷つけた代償だと思って。

 そして・・・ 私に感謝しながら生きてね。
 あなたの顔を見るのは、これで最後よ。心変わりしたくないから」
席を立ち、店を出るヨンジン。

 

ヨンジンの家
抱きあってる母ミジョンとるヨンジン。
「泣かないで。もう、ママの優しい娘に戻ったわ」
「なら、ここにいなさい。なぜ、1人で行かなきゃいけないの?」
「ここにいたら、複雑な気持ちになりから」
「あなたが、ここまでする必要ないのよ」
「ママ、私が頼んだこと忘れないでね。

 あの人とタニョンのことは忘れましょ。そうしなきゃ、私の心も楽になれないの」
「頑張るのよ。あなたが元気でやってれば、私は忘れられるわ」
「ママ。早く元気だしてね。私のせいで苦しまないでよ」
「ええ、分かったわ」

 

車で空港?に向かうヨンジン
運転手が 「あれ、タニョンだよな? 来ないと思ったが」


車から降りるヨンジン
「来なくてよかったのに」
「家にいても、落ち着かないだけだから。お姉ちゃん。」
「話は今度にしましょ。時間がたってから。あなたの気持ちを、一番分かるのが私でしょ?
  私も同じよ。今の私を、分かってくれるのは・・・ ママでもないし、あの人でもないし。

  あなたよ。だから今、話さなくてもいいいわよね?」
頷くタニョン
「じゃ、私は行くね。元気でね」
「ごめんね。こんなに寂しい思いをさせて、ごめんね」
車に乗るヨンジン


喫茶店
カンジェとタニョン
「お姉ちゃん、行ったわ」
「会ったのか?」
頷くタニョン
「心配するな。お前とヨンジンは、いつか元の関係に戻れるさ」
「そうよ。きっと元に戻れるわ。だから、カンジェさんのそばにはいられない。

  お姉ちゃんを行かせて、私だけ幸せになるなんてできないわ」
「タニョン」
「私のために、すべてを捨ててくれたわね。でも、犠牲が大きすぎたわ。
  自分のことだけ考えるには、背負うべき荷が・・・ 重すぎるわ」
「その重荷は、俺が背負う。罰も、俺が受ける」
「背負わせたくない」
「お前さえいれば・・・ 俺は、世界一の悪人でもいい」
「そうさせたくないの」
「どうしてもか?」
頷くタニョン
「ずっと待ち続けても、ダメなのか?」
頷くタニョン
 

 


 

ソンモの初舞台の開場
開演の準備をしている。
タニョンの携帯が鳴る。
カンジェからの電話だとわかり、戸惑うタニョン。
みんなから離れて電話に出る。
「最後に、お前と海を見に行きたい。待ってる」

 

タニョンの後ろ姿を見つめるソンモ

 

ソンモのマジックショーが始まる。

 

タニョンを待つカンジェ。

 

舞台にソンモの家のセットが組まれている。
ベッドにはタニョンが座っている。
「この家は、私にとって大切な場所です。小さな家ですが、思い出がつまってます。
涙も笑いもありました。その涙と笑いは、ある人が私にくれた宝物です。
私も、その人に恩返しをしたいと思います。
その苦しみを、分かち合って・・・ その人を優しく包む、温かい贈り物をしたいです」

 

タニョンに赤いガウン着せるソンモ。
ガウンを脱がすと、タニョンの姿がステージから消えていた。


客席からは、盛大な拍手

 

心の中でつぶやくソンモ
「俺の気持ちを伝えたかったけど、また、手放すしかない。
お前は戻ってきても、心までは戻ってこないだろう。
でも、俺は、愛のマジックを信じたい」

 


 

 

タニョンを待つカンジェ。
振り返るとタニョンの姿が・・・

 

バスに乗り、海に向かう2人。

 

手をつなぎ、海を散歩する2人。


 

 

食事をする2人。
「うまいか?」
「(頷く) カンジェさんも食べて」
「酒も飲もうか?」
「お酒も?」
「一緒に飲んだこともないと言ってたろ」

 

乾杯する2人。
「カンジェさん。少し笑って。笑顔を忘れそうだわ。可愛い笑顔だったのに」
「・・・・・・」
「私みたいにね」
にっこり微笑むタニョン。
そんなタニョンを見て、下を向き照れながら笑うカンジェ。

 

波の音が聞こえる宿
布団を膝にかけ、壁にもたれる2人。
「寒くないか?」
「ううん」
「寒ければ、抱きしめたのに」
「酔ってるのね。冗談まで言って」
「一緒に来てくれて、ありがとう」
「ありがとう。海を見せてくれて」
「時の流れは早いな」
「うん」
「朝が来ないといいな」
「うん」
「お前は・・・ きれいだ。
 話したい事があるのに・・・ 夜は短すぎる」

手の中にある指輪を、そっと見るカンジェ。
指輪を握り締める。

 

カンジェにもたれて眠るタニョン。
タニョンの手に、そっとキスするカンジェ。
カンジェの頬に涙が流れる。

 

朝、海を見つめる2人。
後ろからタニョンを抱きしめるカンジェ。
「ここで・・・ 別れましょ。旅は、ここまでよ」
「愛してる。愛してる。そして、許してくれ」
「私が先に愛したのよ」

 


 

 

バスに揺られるタニョン。
涙がこみ上げる。

 

崖に立つカンジェ。


指輪を見つめる。
指輪を口に入れる。

 

この世は、飲めば飲むほど、のどが渇く海水だった
だが、お前の愛を飲みほした俺は・・・ もう、渇くことはない。

 



 

「マジック」を視聴下さった皆様に感謝いたします

 


・・・で、終わり なんです。

「えーーーーーーっ、これで終わりなん?? マジで??( ̄口 ̄lll 」
このラスト、どう受けて止めたらいいんでしょうか??
どんな形でもいいから、ちゃんと終わってほしかった。
この後、カンジェはどうなったの??
ああーーーー、もやもやするな。

 

あ~、しかし、カンジェが後ろからタニョンを抱きしめるシーンよかったな~

あたし、後ろから抱きしめられるの大好きなんです???

あたしもドンウォン君に抱きしめられたい!!

夢でもいいから、抱きしめて~!! ドンウォン君!!

 

最終回 が放送されてから、かなり時間が経ってますが・・・

最後まで読んで下さってありがとうございます♪

 

 


 

「マジック」 最終回 その1



 

ソウル駅
タニョンを待つカンジェは、2つの指輪を見ている。
携帯を取り出し電話をかける。


突然、ソンモに殴られる。
「それでも人間か? よく、俺の前に現れられたな。

 あんな怖ろしいことを、トヨンにしときながら。どうする気だ? タニョンを、どうする気だ」


ミレの部屋
「タニョン。何でも聞いてあげるから言って。お酒飲む? 酔うまで飲んで、気がすむまで泣く?
  何とか言って。お願いだがら口を開いて」
タニョンの携帯が鳴る。
ミレがタニョンが持っている携帯を取り、画面を見て
「彼だわ。話す気分じゃないでしょ」
タニョンはミレから携帯を取る。
「タニョン」
電話に出るタニョン。
「私です。今、どこですか? 会いましょう」

 

公園
「あの話は・・・ 本当なの?」
「・・・・・・」
「カンジェさんのせいで、兄さんが死んだの?」
カンジェの目から涙がこぼれる。
「なぜ、泣くの? 違うと言えばいいでしょ。違うんでしょ? そう言ってよ」
「そのつもりはなかった。ああなると分かっていたら、連れて行かなかった」
「・・・・・・」
後ずさりするタニョン。
「タニョン」
「来ないで。近寄らないで。カンジェさんが怖い」
「タニョン。 俺の話を聞いてくれ」
「なぜ、死んだか分からないと平気で話してたでしょ。

 私まで騙したのよ。あなたには真実がないわ」
「助けたかった。命をかけてでも、助けたかった」
「でも、助けずに見てるだけだったんでしょ。
 ひとこと言ってくれたら・・・ 正直に告白してくれてたら・・・ ここまでは思わなかったわ」
「言えるはずがない。こうやって、前に避けられると分かってて、言えるはずないだろう」
「だったら、なぜ私と一緒に逃げようなんて言ったの?

 勝手すぎるわ。それじゃ、私も同罪じゃない」
「タニョン」
手を掴もうとするカンジェを振り払い、走り去るタニョン。


公園にひとり残されたカンジェは、ベンチに座り、翌朝を迎える。

 

カンジェの部屋で帰りを待つヨンジン。

 

カンジェは、テへのいない、今は父プンホが住む家に帰る。
「カンジェ、顔色が悪いぞ。何があったんだ? 言ってみろ」
何も答えず、部屋に入るカンジェ。

プンホが食事を持って部屋に入ってくる。
「何があったか知らんが、メシは食わんとな」

 

ミレの部屋
寝込んでいるタニョンを看病するソンモ。

 

夜になり、プンホがカンジェの様子を見るために、部屋をのぞく。
食事は手付かずのまま残っている。
カンジェは眠っている。
部屋に入り、食事を片付ける。
「よほど、行くあてがなかったんだな。可哀想に」
布団をかけ、カンジェの寝顔を見て
「哀れな奴だ」

 

ミレの部屋
ベッドで眠っているタニョンとミレ。
タニョンの看病をしていたソンモも、横で眠っている。
目を覚まし、起き上がるタニョン。
それに気づき、目を覚ますソンモ。
「大丈夫か?」
「ずっといたの? 家にはお父さん1人なんでしょ」
「親父は、ピルスンに頼んできた」
「もう、帰って。私も出勤するから」
「病院に行かなきゃダメだ」
「私は、もう大丈夫よ。会社に行くわ」

 

バスに乗り、会社に行くタニョン。
カンジェとの思い出がよみがえる。
「この手を離さない。俺には・・・ お前しかいないから」

 

カンジェもタニョンのことを思い出していた。


部屋にプンホが入ってきて、少しでもいいから食事をしろと言う。
「罰を受けるべきなのは、この俺なのに。胸が苦しくて、俺が、まいっちまう」
カンジェの携帯が鳴る。
「カンジェさん?」
「カンジェの父親です」

 

ヨンジンがカンジェに会いにくる。
抜け殻のように、横たわるカンジェ。
「こんな弱い人だったの? あなたは強い人でしょ。

  自分がしたこと考えてよ。このくらいのことで、あなたらしくないわ」
「・・・・・・」
起き上がるカンジェ。
「何しに来た? どんなザマか、見物に来たのか?」
「カンジェさん」
「君の望み通りになったろ。だから・・・ 帰ってくれ」
「こんな姿を見たくて、明かしたんじゃないわ。戻ってきてほしいの」
「俺はタニョンが欲しい」
「タニョンは・・・ もう、戻ってこないわ」
「俺も、君には戻らない」
「じゃ、何よ。このまま死にたいの? 何も食べすにいれば、タニョンが戻ってくるの?
  あのことも許されるの?」
「・・・・・・ 帰ってくれ」
カンジェの手にスプーンを握らせるヨンジン。
「食べてよ。食べなきゃ、タニョンを待てないでしょ」
テーブルをひっくり返すカンジェ。
「帰れ。お願いだから・・・ ほっといてくれ」

 

部屋の外で、カンジェとヨンジンの話を聞いているプンホ。
「タニョンってのは、トヨンの妹だろ・・・ どういうことだ?」
カンジェの言葉を思い出す。
「俺は、この世で一番つらい罰を受けている。
  好きな人の中に・・・ トヨンが見える。彼女の瞳の中に」


タニョンに会いに行くプンホ。
カンジェを助けてやって下さい。息子には罪はない。お兄さんのことは私のせいだ。
息子は何日も何も食べてないんです。本当に死ぬかと怖いくらいですっと頼む。
そんな話をしても無駄です。もう関係ない人ですっと答えるタニョン。
「カンジェが哀れなんだ。親に恵まれなかったのは、奴のせいじゃない。
  今まで、迷惑ばかりかけてきて・・・ ついには、好きな人と仇同然にさせちまった。
  私は、罵られても石を投げられてもいい。お嬢さん。カンジェが好きでしょ?
  好きな男が、人生をあきらめようとしてるんだ。お嬢さん。奴に会って下さい。
  元気を与えて下さい。カンジェを助けられるのは、お嬢さんしかいない。
  この通りです。どうか、お願いします。どうか・・・」

 

夜、走って家を出るカンジェ。
坂を下りると、タニョンの姿が。

 

歩く2人

「お腹すいたわ。何か食べましょ」

 

屋台
「食べて。1人じゃ寂しいでしょ」
うどんを食べるカンジェ。

 

帰り道
「ここでいいわ」
「タニョン」
「何も言わないで。何を聞いても、憎くなるだけだから」
「お前を・・・ 待ってもいいか?」
「・・・・・・」
「待つよ」
「お父様に心配かけないで。たった1人の家族でしょ。それじゃ」
タニョンの後ろ姿を見るめるカンジェ。


ヨンジンが車でカンジェの家に向かう途中で、タニョンを見つけ車を止める。

公園のベンチに座る、タニョンとヨンジン。
「あなたが彼に会いにくるとは驚いたわ。もう、顔も見たくないはずだと思ってたから。
 兄さんのことは、もう、関係ないというの?」
「・・・・・・」
「なぜ、黙ってるの? 言いたい事があるでしょ。なぜ、あんな話をしたか。
 なぜ、あそこまでしたのか。怒鳴りつけたいでしょ?」
「そうよ。怒鳴りつけたいわ。でも、今は・・・ そばで泣きたいの。

 この世で、私を・・・ 分かってくれる人は、お姉ちゃんだけだから」
「私が?」
「彼のせいで・・・ 大切な人を悲しませたでしょ。お姉ちゃんも、私も、深く傷つけられたけど・・・
  彼を憎めないから。彼よりも、お姉ちゃんの方が。彼より、私の方が、可哀想なのに。
  背を向けられないから。ソンモ兄さんも、ミレも、彼も・・・ 私の気持ちは分からないわ。
  私が、どれだけつらいか・・・ どれだけ苦しいか・・・ 分かってくれるでしょ」
「あなたの気持ちなんて・・・ 分かりたくないわ」
ヨンジンの手を握ろうとして、やめるタニョン。

 



 

家の庭のベンチに座るカンジェの後ろ姿を見るヨンジン。

声を掛けずに帰る。

 

ソンモの家
「ソンモ。お前は、再会するまではカンジェを忘れていたろ。
  だが、カンジェは、1日もお前を忘れとらん。お前が戻ってくるのを、いつも心配してたろう」
「何が言いたいんだよ」
「カンジェとタニョンが、このまま別れるとしても・・・ 気持ちは簡単には消えん。
  事情が事情だし、忘れがたいはずだ。タニョンのそばにいれば、お前も、心穏やかでは

  いられん。昔のカンジェのように」
「・・・・・・」
「お前には、そんな生き方はしてほしくない」
「俺は、奴とは違う。タニョンは、絶対に奴のことを許さないはずさ。
  カンジェのことなんか、すぐ、忘れちまうよ」

「タニョンに・・・ カンジェを頼むと言われたよ。自分の苦しみよりも・・・
  カンジェのことを心配してたんだ。許す許さないの問題じゃない」

 

公園のベンチに座る、カンジェとヨンジン。
「タニョンのことで話が?」
「私と駆け落ちしましょ。

 罪のないタニョンを遠くへ行かせられないなら・・・ 私たちが行きましょ」
「頼むから、やめてくれ。君に対する罪悪感まで、吹っ飛んでしまう。俺を追いつめるな」
「タニョンのためなら行ける?」
「何だと?」
「あなたが、私を捨てて・・・ 私が自殺でもしたら・・・ ママはどうすると思う?
  ママのことだから・・・ 私に何かあったら、タニョンに何するか分からないわ」
「君は、こんな残酷な人じゃない。優しい人だったろ」
「あなたのせいよ。死ぬ勇気もあるわ。あなたのおかげで、死ぬ勇気もできたのよ」
「君が、あんなに可愛がってた妹のことだろ」
「今の私にとっては・・・ ただの恋敵だわ」
「ヨンジン」
「なるべく早く決めて。待つのは、うんざりなの」

 

部屋で、指輪を見つめるカンジェ。

 

カンジェの部屋に飾ってある2人の写真を見つめるヨンジン。
ヨンジンの携帯が鳴る。

「俺だ」
「決めたの?」

「ひとつ約束してくれ。俺が去ったあと、タニョンには何もしないと」
「私と一緒に行くのね?」
「ああ」

 

その2につづく

 

 

 

 

マジック第15話 その2

「マジック」 第15話 その2

 

新車を磨いている子分。
プンホにすごい金づるができたと話す。

 

荷造りをしているヨンジンの部屋に、母ミジョンが入ってくる。
ヨンジンは結婚したんだから、カンジェの家に住むと言う。
会社に知られていない結婚なので、噂が立つからダメだというミジョン。

 

(社長室)
カンジェにちゃんとした結婚式をしろ言うミジョンに、ヨンジンとは結婚していないと事実を話す。

 

なぜ、結婚してないと話したのかと怒るヨンジン。
「ウソをつくのも、気持ちを隠すもの、言い訳するのもの、うんざりだ。
  だから、もう・・・ 俺に期待するな」

 

タニョンに電話するミジョン。
「話があるから来て」

 

(ヨンジンの自宅)
ミジョン、ヨンジン、カンジェは食事をしているところに、タニョンがやってくる。
「こいつに何をしたの? あんなに野望に燃えてた人を、はした金で満足させて、
 結婚まであきらめさせるとはね。秘訣を教えてほしいわ」
「タニョンは関係ないわ」
「黙ってなさい」
「ヨンジンの幸せがガマンできなかったの?

  自分の人生はさえないのに、2人だけ、幸せになりそうだったから?

  それで誘惑したの? お金をとって、ヨンジンを捨てろと言ったの?

  頭がよくなかったのが幸いだわ。もし、頭がよかったら、結婚させてたはずだから。

  そうすれば、あんたも分け前にあずかれたのに」
「やめて下さい」
「静かにして。もし、この子をかばうなら認めたのと同じよ」
「お願いだから、やめて。私が、みじめすぎるわ」
「こうでも言わなかったら、ずっと、もてあそばれる続けるのよ」
「ママ」
「こいつが、ヨンジンと結婚しようがしまいが、あんた達は認めない。
 もし、こいつがあんたのもとに走ったら、どんな手を使ってでも、あんた達
をつぶしてやる。
 一緒にいることが、地獄のように感じるほどに。その覚悟がないなら、周りをうろつかないで。
 分かった?」
「早く、帰れ。バカみたいに座ってるな」
「お話は分かりました。でも、今日で終わりです。

 育ての親への礼儀も終わりにします。もう、ガマンしません」
部屋を出て行くタニョン。
後を追おうとするカンジェ。
「行かないで。私は、どうなるの?」
「とめないで。このまま行けば、あんたは終わりよ。

 今まで。ねらっていたすべてのものが水の泡よ」
ヨンジンの手を振り払い、出て行くカンジェ。

 

タニョンの手を掴むカンジェ。
「放して」
「すまない」
「お姉ちゃんと幸せになってと言ったでしょ。これじゃ、お姉ちゃんも私も、つらいだけだわ」
タニョンを抱きしめる。

 

自分の部屋に閉じこもるヨンジン。

 

ベンチに腰掛けるカンジェとタニョン。
「お姉ちゃんが心配するわ。もう戻って」
「戻らない。お前は、俺なしでも生きられると言ったよな?俺はダメだ。できない」
「カンジェさん」
「遅すぎるってことは、分かってる。遠くまで来たから・・・

 振り向くまいと思ってた。だが、もうダメだ。お前なしでは・・・ 生きていけない」
「やめて。もう遅いわ。私は何もできないわ。

 カンジェさんと、お姉ちゃんに挟まれて、何も考えられない」
「何もしなくてもいい。罪を犯したのは俺だ。罰を受けるのも俺だ。
 何も考えず、ついてきてくれればいい」
「それで? どこへ行くというの? 駆け落ちするつもり?」
「どこでもいいんだ。お前と、やり直せるなら・・・ どこでもいい」
「どこまで行こうとも・・・ 幸せにはなれないわ。
 愛してくれた人たちの気持ちを踏みにじって、幸せになれると思う?」
「欲しいのは、幸せじゃない。お前だ」
「罪を背負って生きられないわ。好きでいられる自信もない。
 結局、私は、カンジェさんを不幸にするわ」
「今も充分に不幸だ、同じ不幸なら・・・ お前と一緒がいい」
タニョンの手を握るカンジェ。
「この手を離さない。俺には・・・ お前しかいないから」

 

バスに揺られる2人。カンジェはタニョンの手を握っている。

 

(ミレの家)
「彼しか見えないの。他の人も見て、考えなきゃいけないのに、彼しか見えないの」
「また、あいつの話? しっかりしなさいよ」
「彼のそばにいたい。ついて行きたい。どうすればいいの?」
「タニョン」

 

(ミレたちが働く、マジックバー)
ミレに、今日遊びに行っていいか聞くソンモ。
タニョンに会っても心が痛むだけですよ。カンジェがタニョンのもとに戻ると答えるミレ。

 

会社を休んだカンジェの様子を見にやってきたヨンジン、辞表を渡すカンジェ。
「どういう意味?」
「本当にすまない」
「聞きたくない」
「認めたくない気持ちは分かる。

 分かっていても、できないことだと思う。だから、これしか言えない」
「もういいわ。あなたは、昨日のことで混乱しているだけよ。

 あとで話しましょ。冷静になれたら、そのときに話しましょ」
「今、ここで話せ」
「話すことはないわ」
「俺の決意は変わらない」
「いいえ、きっと変わるわ。あなたが欲しかった人は、私よ。

  結婚して、復習しろと言ったでしょ。結婚して、罪をつぐなうと言ったでしょ。

  あれが、あなたの本心よ。きっと、その気持ちに戻るわ」
「もう、何もしてやれない。俺のそばにいれば、つらいだけだ」
「心配なんてかしないで。あなたのせいで自殺まで考えたわ。
 でも、そばに残ったのよ。そう決心するのが、どれほどつらかったか。

 私の気持ちが分かる?もう、どんなにつらくても、あなたを離さないわ」
「俺だって、つらい。俺が望んでいた人生が、欲しかったすべてのものが、

 今、目の前にある。なのに・・・ あきらめるしかないんだ」
「だったら、なぜ・・・ すべてあげると言っているのに」
「タニョンに惚れてる」
「・・・・・・」
「もう、分かったろ? 俺は、君に対していくらでも冷酷になれる。俺を捨てろ」
「できない。私の言葉を忘れたの? 捨てるのは、私なしで生きられなくなった時よ。
 まだ、その時じゃないわ」
土下座するカンジェ。
「この通りだ」
「何してるの? カンジェさん、やめて、こんな事しないで」
「憎んでもいい。一生、呪ってもいい。どんなことも受け入れる。お願いだ。俺を手放してくれ」
「やめて、カンジェさん。こんなのイヤ。お願いよ。お願い・・・ そんなこと言わないで」

 


タニョンに電話するカンジェ。
「もしもし」
「ソウル駅で待ってる。遠くへ行こう。考えるのはあとだ」

 

タニョンを会社から出てくるのを待っていたソンモ。
「お前は、賢い子だ。愚かなことはしないよな。いつまで、奴に振り回される気だ」
「たぶん・・・ 死ぬ、その日まで。彼を愛してるから。どうしようもないの」
「俺が食いとめる。お前に傷だけを負わせるその愛を、食いとめてやる」
「兄さん。もう、私を待たないで」
「待つなだと?」
2人が話してるところに、ヨンジンがやってくる。
「間に合ってよかったわ」
「先に帰ってて」
「このままじゃ帰れない」
「あとで話そう」
「一緒にいて下さい。タニョンに話が。一緒に聞くのも、悪くないと思います」

 

(喫茶店)
「どうするつもりなの? 彼・・・ 私に土下座したわ。手放してくれと。
 あなたに惚れているから、自分を捨ててくれと。どう? 感激したでしょ。

 あなたの勝ちよ。結局、あなたの勝ちなの」
「ごめんなさい。お姉ちゃんを傷つけたわ」
「謝ることはないわ。彼を捨てないから。捨てられないの。彼には、私しかいないから。
 彼を受け入れられる人は、私しかいないから。知りたいでしょ?

 どうして、私しか受け入れたれないのかを。
  あなたのもとに戻るため、すべてを捨てた人なのに、なぜ、こうなるのかを知りたいでしょ?」
「何が言いたいの?」
「よく聞いて。あなたが聞きべき話は・・・ これからだから」

 

(宝石店)

指輪を選ぶカンジェ。

 

(喫茶店)
「トヨンは、カンジェのせいで死んだんですか?」
「ウソだと思いますか? 彼を奪われたくないから、私が作り話をしていると?」
席を立つタニョン。
「どこに行くんだよ」
「彼に聞いてみるわ。彼に聞きに行く」

 

(店の外)
「行くな」
「行くわ。彼のところに行く」
「タニョン、落ち着け」
「放して。彼が待ってるの。私を待ってるの」
「落ち着け。しっかりしろ」
「行かなきゃ。そんなはずはないわ。彼は違うと言うわ」

 

(ソウル駅)
タニョンを待つカンジェは、2つの指輪を見ている。
携帯を取り出し電話をかける。


突然、ソンモに殴られるカンジェ。
「それでも人間か? よく、俺の前に現れられたな。あんな怖ろしいことを、トヨンにしときながら。

 どうする気だ?タニョンを、どうする気だ」

 


くぅ~、またしてもいいとことでつづくなんです。

ヨンジン、怖い。めちゃ怖い。おかんも怖いけどね。やっぱ、血は争えないっす。
カンジェ、もう逃げ場がないくらい追いつめられてて、可哀想すぎます。
タニョン、ほんまにええ子やね。幸せになってほしい。

 

次は、いよいよ最終回です!!

 

 

 

マジック第15話 その1

 
「マジック」 第15話 その1
 


喫茶店で会っているタニョンとヨンジン
「お姉ちゃんが誘うなんて驚いたわ」
「あなたに・・・ 話があるの。遠くへ行って。もう、カンジェさんと会えないくらい、

 噂すら聞こえないくらい、遠くへ行って。戻ってこないで」
「お姉ちゃん」
「あなたを、カンジェさんの人生から・・・ 私たちの人生から・・・ 永遠に消えてほしい」
「結婚式のことで? 彼、とてもつらい思いをしたの。お兄さんのお父様の話を?

  好きな人のことで、落ちこんでるのよ。時間がたてば元気を、とり戻すはずよ」
「だからこそ、去って。今も、彼のことには敏感でしょ。
  私のかわりに、彼の心を読もうとするし、私のかわりに、彼の心配をしてるわ。
  そんなあなたが煩わしいの。だから・・・ 遠くへ行って」
「できるなら、そうしたいわ」
「できないと?」
「遠くへ行くなんて、そんな簡単にできないわ。家も仕事も人も、あきらめなきゃいけない。
  知り合いもいない場所で、生きていく自信ないわ」
「それでも行って。手ぶらでは行かせないわ」
「本当に、ここまでしなきゃいけないの?」
「まだ、彼のこと好きだと言ったわよね。なら、彼のためだと思って行って。

  私を信じて。本当に、彼のためだから。ウソはつかないわ」
「何でもしてあげたいけど、独りぼっちになるのは、とても怖いの」
「タニョン。あなたが去らなきゃ、息もできないのよ。幸せじゃなくても、気楽じゃなくても、
  息だけはさせて。だから、お願い。ぜんぶ許すから。私を傷つけたことも、ぜんぶ忘れるから」

 

帰り道、カンジェの言葉を思い出すタニョン。
「もし、俺が引き返したら、受け入れてくれるか? すべてを捨てて、ついてくるか?」

 

(社長室) ヨンジンの母ミジョンとカンジェ。
「こんなに早く本性を現すとは思わなかったわ。だから、式も急いだの?」
「何のことだか分かりません」
「持ち出したお金のことよ。やましいことに使ったと想像はつくけどね。

 何を企んでるのか知りたいわ」


カンジェとヨンジン。
「持ち出した金は、俺に関係があるのか? 答えろ。そうなのか?」
「あの人に渡したわ」
「あの人?」
「あなたを脅してる人」
「なぜ、知ってる?」
「それは重要じゃないわ。もう、あの人に苦しめられることはないのよ」
「どこまで知ってる? 何か聞いたのか?」
「なぜ、黙ってたの? 1人で悩まないで、話してくれればいいのに。私なら理解できるのに。

  どんなに怖ろしいことでも、私は理解できるわ。私が、あなたを守る。誰にも傷つけさせない」
「勝手なことをするな。俺の問題なんだ。首を突っこまないでくれ。君には関係のないことだ」
「その言い方はやめて。もう、あなたには私だけでしょ。気持ちをうち明けられる人は、

  私しかいないでしょ。すべてを忘れて。過去のことも、思うだけで、つらい人も。

  すべて忘れて。私がそばにいるから。あなたが、すべてを忘れるまで、そばにいてあげるわ」

 

ソンモのマンション。
動かない手を、動かそうとしているテヘ。
ソンモが帰ってくる。
手が使えなくなったことを知っているテヘは、こうなる前に、
一度だけでもちゃとした舞台に立ちたかったっと話す。

 

テヘに呼び出されたカンジェ。
ジャケットのボタンをうまく留められないテヘを見て、カンジェがそっと留める。
ヨンジンとの結婚したのか? タニョンがトヨンの妹であることを話し、
「もう、ソンモといがみ合わないでほしい」
「もう、心配かけるようなことはしません」
「だが、心配なんだ。お前たちは一見、正反対だが、よく似ている。
  一本気で、何かに集中すると、周りが見えなくなる。そして、同じところを見とるんだ」
「同じところを?」
「ソンモも、タニョンが好きなんだ。できるだけ早く、決心してもらいたい。
  それが、お前たち3人が苦しまずにすむ道だ」

 

テヘをマンションまで送るカンジェ。
ソンモとタニョンが楽しそうに話しながら歩いてくる。
「姿を現すなと言ったろ」
「私が呼び出したんだよ」
「父さん」
「カンジェは、私の息子だ。それを忘れるな。気をつけて帰りなさい。また、連絡する」
「はい、お元気で」
「ああ」

 

先にマンションに入るテヘとタニョン。
「ねらいは何だ? 親父か? タニョンか? ガマンにも限度がある。
 親父とタニョンが許しても、俺は許さない」
ソンモを睨みつけるカンジェ。
「お前らしい顔だ。ペコペコしてるお前なんか、見たくないぜ。自分らしく振る舞え」
「その通りだ。反省など、俺らしくないよな。だが、俺らしく振る舞えば、傷つくのはお前だ。
 父親と妹を失うからな」
「何だと?」
「だから、俺を刺激するな。苦しみたくないなら」
「好きにしろ。お前の思う通りにはさせない」

 

夜 マンションのそばでタニョンを待つカンジェ。
カンジェの姿を見つけたタニョンは、ヨンジンの言葉を思い出す。
ソンモに電話し、ミレの家まで送ってと言う。

ソンモとタニョンが2人で歩いてくる。
2人はカンジェの前を何も言わす、通り過ぎる。

 

ミレの家までの道のり
会いたくないとカンジェに言えないのかと聞くソンモ。
言葉が出てこない。彼と一緒にいるとバカになる。そして、何も言えずに
彼を見つめるだけだと答えるタニョン。
どれだけ時間が掛かっても待つっと言うソンモ。

 

カンジェの部屋。
ヘテが、ソンモがタニョンのことを好きだといったこと。
ソンモとタニョンがカンジェを無視して通り過ぎたこと。
射ても立ってもいられないカンジェは、タニョンに電話する。
しかし、聞こえてきたのはタニョンの声ではなく、メッセージセンターのアナウンスだった。

 

何度電話しても、メッセージセンターのアナウンスばかり。
「なせ、電話に出ない? 俺を避けているのか」
メッセージを残す。

メッセージを聞くタニョン。
「聞いたら、すぐに電話しろ。待ってる」

 

カンジェはタニョンの職場に会いに行く。
「なぜ、電話に出ない? 仕事も手につかないだろ」
「大声出さないで。職場よ」
「タニョン」
「それは謝るけど、私から言わなくても、気づいてほしかったの」
「何だと? 言え。俺の目を見て言え」
「もう、電話しないで。連絡するのも、会いにくるのもやめて」
「本気か?」

「疲れたわ。もう、やめにしたいの」
「急にどうしたんだ?」
「もう耐えたれない。出会ってから、毎日が、つらかったわ。

 会えばお姉ちゃんに悪いし、でも、会いたいと思うし。

 こんなこと続けてたら、どうにかなっちゃうわ。もう、話すことはないわ。帰って」
「俺に・・・ 会わずに生きられるのか?

 本音が知りたい。本当に、俺なしで生きられるのか?」
「できるわ。私は、お姉ちゃんみたいに弱くないの。だから、心配しないで」
行こうとするタニョンの手を掴み
「お前は強くない。だから、この手を離すな」
手を離し
「今、握るべきなのは・・・ お姉ちゃんの手よ」

 

ヨンジンがカンジェの部屋にくる。
ソファーで眠っているカンジェの手に、タニョンからの手紙が。
その手紙を読み、火をつけるヨンジン。
カンジェが目を覚すと、目の前で手紙が燃えている。
慌てて火を消すカンジェ。
「何してるんだ?」
「タニョンの手紙を燃やしてるのよ」
帰れと言うカンジェに、カンジェのために、タニョンに遠くに行け、

戻ってくるなっと言ったというヨンジン。
「傷だらけのタニョンを行かせることのどこが、俺のためなんだ」
「傷だらけなのは、タニョンじゃなく私よ。あなたが心配すべきなのは、私の方なのよ」
「タニョンを、そっとしといてくれ。頼む」
「タニョンを心配する資格はないわ。あたなとタニョンは、結ばれない人なの。
 私も、追いつめたれたら・・・ あのことを話すかも」
「何だと?」
「選んで。事実を知らせず、遠くへやるか、事実を教えて、憎まれるか。
 どっちにしろ、もう、2人が会うことはないわ

 

仕事中、カンジェの言葉を思いだすタニョン。
「本当に、俺なしで生きられるのか?」

 

半分燃えてしまった手紙を見つめるカンジェ。

 

仕事中のカンジェ。

前を歩く女性の後ろ姿が、タニョンに似ている。

タニョンだと思って、手をつかんでしまうが、人違だった。

 

 

その2につづく

 

 


 

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「オオカミの誘惑」でカン・ドンウォンに心を奪われてから韓国に興味を持ち、ついには韓国留学までしてしまいました(笑)

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写真データ移行ができず、文字ばかりですが見て頂けるとうれしいです(^-^)

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